「超初心者のためのWEBライティング技法」に続く第2弾
今回は、「読みやすい文章に仕上げる」をテーマに9つのテクニックを紹介します。
目次
1・1分の長さでメリハリをつける
2・文末でリズムをつける
3・体言止めでバリエーションを増やす
4・接続詞 2つの注意点
5・改行は俯瞰して感じる
6・箇条書きでコンパクトに
7・会話文で臨場感と感情を出す
8・読み手に適切な言葉使い
9・まとめ
1・1文の長さでメリハリをつける
1文の長さを調節することで、メリハリがつきます。
例えば、
「ライティングは、重要です。情報発信において必須スキルと言えます。」
上記の文章は、内容自体におかしな部分はありませんが、それぞれの文が短いことで、単調になってしまします。
そこで、以下のように修正します。
「ライティングは、情報発信において、欠かすことが出来ない重要スキルと言えます。」
先はどよりは、読みやすくなったと思います。
また、1文が長い文も読みにくくなります。
例えば、
「この動画は、参考になる部分もあるけれど、個人の主観が強すぎるから参考程度に聞いた方がいいと思うし、鵜呑みにするのは危険だけど、こういう情報を信じてしまう人が多いのもわかるような気がします。」
この文章にメリハリをつけるとしたら、以下のようになるかもしれません。
「確かにこの動画は参考になります。
でも、個人の主観が強すぎるから、参考程度に聞くのが良いでしょう。
この話を鵜呑みにするのは、危険ですが、
こういう情報を信じる人が多いのもわかる気がします。」
少しは、読みやすくなりませんか?バランスによって読みやすさが変わってくる例です。
一度、声に出して読んでみると違和感を感じやすくなると思います。
1分に対して何文字というオススメはありません。
② 文末でリズム感をつける
読みやすい文章に仕上げるためには、文末も重要な要素です。
具体的には、「3回以上同じ文末を繰り返さない」を意識してみましょう。
例えば、以下の文章。
「私の名前は、○○です。1990年生まれです。趣味は釣りです。」
小学生か、日本語が得意でない外国人のような文章ですね。
これを、こう書き換えてはいかがでしょうか。
「名前は◯◯です。1990年生まれで、趣味は釣りです。」
幼稚さがなくなりましたよね。
「です・ます調」は、
・です
・ます
・でしょう
・した
・ください
くらいのバリエーションしかないので、意識しながら、同じ文末を連続させないようにしましょう。
③ 体言止めでバリエーションを増やす
です・ます調は、バリエーションが多くありません。
そこで、この「体言止め」を使って、バリエーションを増やします。
体言とは、名詞、代名詞のことです。
つまり、文末を名詞、代名詞で終わらせバリエーションを増やし、
かつ、その名詞、代名詞を印象づけることが出来ます。
例えば、
「ライティングスキルを磨くために必要なこと。それは、”とにかく書く”ことです」
上記の例では、「必要なこと」が体言止めになっています。
「必要なこと」が強調されますよね。
これを「体言止め」を使わずに書くと
「ライティングスキルを磨くために必要なことがああります。それは、”とにかく書く”ことです」
ちょっとした違いですが、文章のリズムが変わりますよね。
「必要なこと」を強調したいときに使います。
④ 接続詞 2つの注意点
接続詞を適切に使うことも重要です。
逆説には、「しかし、ですが」。話の転換には、「さて、ところで」など、使っていくと良いでしょう。
ですが、注意点が存在します。
1・同じ接続詞を連続させない
同じ接続詞を連続させると稚拙な文章になります。
「今日、寝坊しました。しかし、学校には間に合いました。しかし、朝ご飯は食べれませんでした。」
小学校1年生か!みたいな文章になりますよね。
文章が長くなればなるほど、同じ接続詞を連続させると、意味が分かりにくくなります。
同じ意味合いの接続詞を連続させる場合は、違う接続詞をつかいましょう。
「今日、寝坊しました。しかし、学校には間に合いました。ですが、朝ご飯は食べれませんでした。」
いかがでしょうか。
2・接続詞を多用しない
接続詞を多用すると意味が分かりにくくなることがあります。
そこで、使わなくても意味がわかる場合は省略しましょう。
例)
「今日、寝坊しました。しかし、学校には間に合いました。ですが、朝ご飯は食べれませんでした。」
これを書き換えるとしたら、
「今日、寝坊しましたが、学校には間に合いました。ですが、朝ご飯は食べれませんでした。」
「今日、寝坊しました。学校には間に合いましたが、朝ご飯は食べれませんでした。」
勿論、文脈によっては、省略すると意味が伝わらなくなってしまう場合もありますので、
目的によっては、使ってくださいね。
⑤ 改行は俯瞰して感じる
文書全体の見た目も、読みやすさに影響してきます。
例えば、以下の文章を、ぱっと見った感じ読みたくなるでしょうか。
「コールサイン“マーヴェリック”ことピート・ミッチェル海軍大佐は、米海軍エリート・パイロット訓練学校“トップガン”史上、最高の腕を持つ伝説のパイロット。輝かしい戦歴を持ちながら昇進を拒み続けている彼は、スクラムジェットエンジン搭載の極超音速テスト機ダークスターのテストパイロットを務めていました。」
長文を改行せずに書くと、非常に読みにくくなります。
・1文が短いから改行せずにそのまま繋げる
・1文毎に2行改行する
・少し間を置きたいから4行改行する
など、改行によってリズムと読みやすさが全く違ってきます。
「適切な改行例」などはありませんが、視覚的に読みたくなるか?
を意識して書くと良いと思います。
⑥ 箇条書きでコンパクトに
箇条書きを使うことで、要点を適切に伝えることが出来ます。
「文章を書き始める準備として、
・誰に向けて書くのか
・何について書くのか
・文章構成
この3つが大切になります。」
上記文章を箇条書きを使わずに書くと、
「文章を書き始める準備として、誰に向けて書くのか、何について書くのか、文章構成の3つが大切になります。」
箇条書きにした方が、ポイントがスッキリして頭に入りやすいはずです。
このように、箇条書きには要点が強調されて読み手に伝わるやすく、
さらに、文章全体の見た目もスッキリするといった効果があります。
⑦ 会話文で臨場感と感情を出す
会話文には、文章の臨場感が出て、読み手がイメージしやすくなると言った効果があります。
例)
Aさん:全然商品が売れません!
Bさん:商品ページは、どうやって作っているの?
Aさん:たのサイトを見ながら見よう見まねで・・・
Bさん:それじゃあ、難しいわね。先ずは商品ページの作成の基礎から学ぼうか!
上記会話文を普通の文章にしてみると、
「商品が売れない場合は、サイトの商品ページに問題があるかもしれません。
先ずは、商品ページの作成の基礎を勉強することをお勧めします。」
どちらも同じ内容を伝えていますが、臨場感がまるで違いますね。
どのように伝えたいかで書き方が変わってきます。
商品の売り込みなどで臨場感を出したい時に、結構使えますよ。
⑧ 読み手に適切な言葉使い
「読み手にとって分かり易い、適切な言葉」を使うということも大切まポイントです。
情報発信において、読み手は素人であることが多いです。その情報が知りたいから、検索をしています。
文章の目的は、相手に伝えることであり、知識の自慢ではないことに注意しましょう。
どうしても必要な場合は、解説をつけましょう。
例えば、
「今日は、シーリングが低いからRWY INSIGHTは、ギリギリになりますね。」
なかなか、分かりずらいですね。これが分かったらマニアです。
注)シーリング:雲底高度
RWY: 滑走路
INSIGHT: 視認
「今日は、雲底が低いから、滑走路が見えるのは、ギリギリになりますね。」
こういう意味です。
しかし、パイロットだったら当たり前の話ですよね。
誰に向けて書いた文章なのかで書き方も変わってきます。
読み手に合わせた適切な言葉が重要になってきます。
⑨ まとめ
今回は、分かり易い文章の書き方として、
1・1分の長さでメリハリをつける
2・文末でリズムをつける
3・体言止めでバリエーションを増やす
4・接続詞 2つの注意点
5・改行は俯瞰して感じる
6・箇条書きでコンパクトに
7・会話文で臨場感と感情を出す
8・読み手に適切な言葉使い
上記8つのポイントを解説しました。
読みにくい文章を我慢して最後まで読む人は、いませんからね。
少しでも、皆さんのお役に立てれば幸いです。
前回、「超初心者のためのWEBライティング技術 その1」
は、こちらから↓
https://captaingambler.com/超初心者のためのwebライティング技法/
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