今回は、2023年に公開された映画「キングダム/運命の炎」について解説します。

目次
1・原作との違い
2・紫夏編のアレンジ
3・VX技術の進化
4・おすすめVOD
5・あらすじ
6・感想
7・見どころ
8・まとめ
1・原作との違い
映画「キングダム3」は原作の漫画といくつかの点で異なります。特に、映画は原作の「馬陽の戦い」と「紫夏編」を一つにまとめて描いており、原作ファンには新鮮な展開が楽しめるでしょう。
原作の漫画では、これらのエピソードは別々の時期に描かれていますが、映画ではこれらを組み合わせることで、よりダイナミックなストーリーラインを作り出しています。また、映画では、原作にはない新たなシーンやキャラクターの追加、既存のキャラクターの背景にさらなる深みを加えるための変更が加えられています2。
例えば、映画では主人公・信が天下の大将軍・王騎に弟子入り志願するところから物語が始まり、原作でも最重要エピソードを含む内容となっており、その見どころを余すところなく徹底的に解説しています。さらに、原作の漫画では8巻「紫夏編」と10巻第105話「裸の付き合い」から16巻第173話「終戦」までが描かれており、映画ではこれらのエピソードがどのように扱われるかが注目されています。
2・紫夏編のアレンジ
「紫夏編」のアレンジは、原作の漫画と比較していくつかの興味深い変更が加えられています。原作では、紫夏編は秦王・エイ政の過去が明かされるエピソードであり、政が宮女にのみその話を聞かせる形で描かれていました。しかし、映画ではこのエピソードを「馬陽の戦い」と組み合わせることで、エイ政の過去の重要性を増しています。エイ政と廷臣たちが秦国宮廷の軍議に集まり、王騎が招集される場面から物語が展開します。ここでエイ政は王騎に対し、中華統一に挑む王としての覚悟を問われ、その答えとして紫夏編の壮絶な過去を語ります。このエピソードは王騎が総大将を受ける動機の一つとなり、また原作にもある先々代の王・昭王の遺言をエイ政にのみ伝えようとする流れにも繋がっています1。
さらに、映画では信のキャラクターも重要な役割を果たしており、信が宮廷に居ることが王騎に黙認されている点や、エイ政の覚悟を知ることが信と王騎の行動に大きな影響を与えるという展開があります。これらのアレンジは、原作にはない新たな視点を提供し、映画独自の魅力を生み出しています。
また、紫夏編では、趙で人質となっていたエイ政を守り抜く紫夏の姿が描かれ、杏の演技によって感動的なシーンとなっています。9歳のエイ政を吉沢亮本人が演じることで、過去の政と現在の政が背負う痛みや思いを同一人物として実感できるようになっており、これも映画の見どころの一つです。
3・V FX技術の進化
VFXは、撮影後の素材にCG(コンピュータ・グラフィックス)などを組み込む技術で、現実では不可能な映像を作り出すことができます。
例えば、「キングダム3」では、実際の撮影地に存在する建物を参考にしてCGでモデリングしたり、実写プレートにCG素材を合成することで、紀元前の世界を再現しています。特に、咸陽の街並みや王宮のシーンでは、そのリアリティが際立っていました。
また、ランカイという巨体のキャラクターに関しては、特殊メイクと特機を用いた撮影に加えて、頭部のサイズ変更やシワのレタッチなど、細かい部分にCG技術を駆使しています。これにより、ランカイの不気味さとリアリティが高められているのです。
VFX技術は、映画産業において革命をもたらし、CGIやモーションキャプチャ、リアルタイムレンダリング、AIなどの技術を活用して、観客にこれまでにない没入感をもたらす作品の制作を可能にしています。これらの技術の進化により、映画の世界はよりリアルで、感動的なものへと変わっているのです4。映画「キングダム3」では、これらの最先端のVFX技術を駆使して、観客を紀元前の壮大な世界へと誘っています。
4・おすすめVOD
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5・あらすじ
物語は、信が王騎のもとで修業を積み、日々強さを増していくところから始まります。しかし、秦国の国境の町に趙国の軍が襲撃をかけ、多くの人々を虐殺するという事件が発生。趙国はさらに馬陽に向けて進軍を開始し、秦国は存亡の危機に瀕します。
この状況に対し、秦王・嬴政は挙兵を決意。彼は六大将軍最後の生き残りである王騎を総大将に抜擢し、馬陽への出陣を命じます。王騎は信をはじめとする秦軍と共に馬陽へと向かいますが、馬陽は王騎にとって因縁のある場所でした。
王騎は信に特別な任務を与え、「飛信隊」という名を授けます。その任務は、敵軍を率いる副将・馮忌の首を取ることでした。信と飛信隊はこの任務を果たし、馮忌の首を取ることに成功します。
一方で、趙の総大将である龐煖は、王騎将軍の婚約者であった摎を殺した人物であり、王騎との因縁の戦いが待ち受けていました。最終的には、信たちの活躍と王騎の策略により、秦軍は趙軍に勝利を収めます。しかし、その裏で李牧と龐煖という恐ろしい影が暗躍を続けていたのです。
映画は馬陽の戦いの途中で終わり、次回作への期待を高める終わり方となっています。王騎と龐煖の関係や、王騎対龐煖戦が今後どのように描かれるのかが注目されています。
6・感想
映画『キングダム』を観て、非常に面白かったと感じました。まず、豪華なキャスト陣が作品に深みを与えています。橋本環奈さんや杏さんの演技には、個性と魅力が満載でした。特に大沢たかおさんや山田裕貴さんのキャスティングは見事で、迫力のある演技が作品を引き立てました。
物語自体も非常に魅力的で、主人公の信の成長や戦国時代の波瀾万丈な世界が描かれています。キャラクターたちの葛藤や戦いのシーンは、見ごたえがあり、特に戦闘シーンはダイナミックで迫力満点でした。
また、映画の演出や映像も素晴らしく、戦国時代の雰囲気や緊迫感をリアルに伝えてくれます。映画館で観るというダイナミックさも相まって、臨場感たっぷりでした。
漫画を知らなくても、ストーリーが理解しやすいのも魅力の一つです。冒頭のあらすじ解説や主要な部分の簡略化が、観客にとって親しみやすい作品になっています。
全体を通して、『キングダム』はエンターテインメント作品として大変楽しめる映画であり、キャストの魅力や物語の魅力、迫力ある演出が見どころです。次回作も楽しみにしています。
7・見どころ
- 原作の重要エピソードの描写:
- 映画は原作コミックの「紫夏編」と「馬陽の戦い」を中心に描かれており、これらのエピソードは原作でも最重要エピソードとされています。特に「紫夏編」では、若き秦王・エイ政の過去が明かされ、その重要性が増しています1。
- 実写版ならではのアレンジ:
- 原作に忠実でありながらも、実写映画オリジナルの展開が随所に盛り込まれており、新たな魅力を生み出しています。エイ政の過去を描く「紫夏編」は、映画では異なる形で「馬陽の戦い」のエピソードの中に上手く組み込まれています2。
- 圧倒的なアクションシーン:
- 主人公・信が率いる「飛信隊」の活躍や、王騎将軍の因縁の戦いが描かれ、ダイナミックなアクションシーンが多数存在します。特に、信の成長が窺える乱戦の中での共闘シーンは見ものです2。
- 心を揺さぶる物語:
- エイ政や王騎の出番が増え、エイ政の過去の物語や信の激闘が描かれており、観客に強い感動を与えています。また、続きが観たくなるクリフハンガーで終わる構成も見どころの一つです2。
8・まとめ
今回は、2023年に公開された映画「キングダム/運命の炎」について、
1・原作との違い
2・紫夏編のアレンジ
3・VX技術の進化
の小ネタを含む感想、評価、あらすじを解説しました。

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